小児はりについて

岡山県ではあまり馴染みの無い「小児はり」ですが、関西では江戸時代から受け継がれ、子供たちの健康法の一つとして広まっています。

小児はりは、刺す鍼ではありません。

20211223_143812.jpg

 

刺さない鍼「ベビーてい鍼」を用いて小児の皮膚上を擦過刺激する手法です。皮膚面を撫でられている心地よい刺激ですので、決して痛みを感じるものではありません。

当院が行う小児はりでは、小児の体表(皮膚面)に現れら反応部位にソフトな刺激を加えることで、バランスを崩した自律神経系を整えて心身共にリラックスする効果が期待できます。

その結果、様々な症状に対応しています。

「どんな症状を改善するのか・・・」

 アトピー性皮膚炎、ADHD(発達障害)、アレルギー、喘息、夜尿症、夜泣き、風邪を引きやすい、頭痛、

小児心身症、寝つきが悪い、便秘、鼻づまり、癇癪、起立性調節障害(OD)、摂食障害、不眠など

 syoujyoutochiryoubui.jpg

「治療対象年齢は・・・」

 生後1ヶ月から受けられます。小学生高学年くらいまでが小児はりの対象となります。

 中学生以上でも必要に応じて小児はりをすることがあります。

 

「治療時間は・・・」

 1回の治療時間は、およそ5分とお考えください。

これは、小児は感受性が高いので、短い治療時間で十分な効果があがるからです。

また、当然のことながら症状や体質により治療時間は変わります。

毎月定期的な治療をお勧めします。

 

<小児はりのリスクについて>

 小児はりは鍼を刺入しませんので、施術による出血や感染などは起きません。施術に際しては、小児の体調を良く観察して慎重に対応いたしますので、施術後に体調不良を訴える子は非常に稀ですが、体がだるくなるなどの倦怠感や一時的に症状が強く現れるなどを訴える可能性があります。どちらの症状も一過性ですが、この様な症状が見られた際には安静にして早めに就寝するなど体をゆっくり休めてください。

万が一、施術後に発生したご心配な症状が続く様であれば、当院までご相談ください。

 

IMG_20191014_125247_768.jpg